スマホ未対応サイトはどの程度不利な扱いを受けているのか検証してみた。
 2021.01.06

Google検索のモバイルファーストインデックス(MFI)への強制移行がいよいよ3月に迫ってきていますが、PC専用ホームページとモバイル専用ホームページを分けて作成しているサイト以外はとりあえず大きな影響がないと思われます。

では、現状レスポンシブデザインなどでスマホに最適化していないサイトは何もしなくてもいいのかというと、そういうことはなさそうです。

そもそもGoogleがモバイルファーストインデックスに強制移行するという動き自体、モバイル端末からのアクセスを重視しているということであり、加えて、モバイル端末の利用自体は拡大し続けている状況では、モバイルファーストを進めていくことそこあれ後退することはない考えれるからです。

実際、現時点で既にスマホ最適化を行っていないサイトは検索結果の順位において不利な扱いを受けていますが、3月以降、その傾向は徐々に強まると考えるべきでしょう。

要するにレスポンシブデザイン化は待ったなしということですね。

実際にどの程度不利な扱いを受けているのか検証してみた

Googleがどの程度の時間をかけてモバイルファーストを推進していくのかは不明ですが、2021年3月のMFIへの強制移行直前である今現在の状況を正確に把握するべく検証を行ってみました。

もっとも3月以降はPCでの検索結果そのものが見られなくなるので比較することはできないのですが、今の時点で受けている不利な扱いよりも更に不利な方向に進むという意味ではある種の基準として現状を把握しておくことにも一定の価値があると考え検証してみようと思った次第です。

検証方法は、スマホ最適化未対応サイトを

  • 同じキーワード
  • PCとスマホ

でGoogle検索してみた結果を比較するという地道な方法です(笑)

検証結果

サンプルとしたサイトは弊社が以前作成したホームページでスマホ最適化していない10サイトとし、それぞれのサイトで重要と思われるキーワードを3つ選定し検索した結果を比較してみました。

検証の結果は

  1. スマホでの順位は、PCの順位から最小で2、最大で11の順位の下落がみられた
  2. 下落幅の平均は5.6程度

下落の幅に違いがみられるのには様々な要素があると思われるので検証は不可能なものの平均して5~6位程度の下落はなんとなく私自身の実感値との一致する部分があるので、ほぼ正確なのではないかと考えています。

MFI強制移行の2021年3月以降はどうなるのか?

正確なところは正直わかりません(笑)

ただ、現状で5~6位程度ということであればMFI以降のGoogleのインデックス更新時にこの傾向を強めることは必至ですので、2桁の10位程度以上は覚悟する必要があるのではないかと思っています。

単純に1ページ目にあったものは2ページ目以降に、2ページ目にあったものは3ページ目以降になるわけで、先日の記事「SEO対策は必要か?」を見なくとも、このインパクトは相当に大きいと言わざるを得ません。

そして...何度も宣伝してますが(笑)

弊社で承れます!レスポンシブデザイン化は今やっておきましょう(笑)

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